大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、台湾系の大手製菓・飲料メーカー、中国旺旺(
00151)の投資判断を「買い」に維持した上で、目標株価を7.8HKドルから7.9HKドルに引き上げた。今月22日に2021年3月本決算の発表を予定しているが、新型コロナウイルスの影響で前年同期が低水準だったこともあり、下期(2020年10月−2021年3月)の売上高は高い伸びが期待できるとの見方を示した。『経済通』が11日伝えた。
一方、2021年3月本決算で米菓、軽食、飲料の売上高はそれぞれ前年比で4%、9%、16%増加すると予想。米菓については、一部地域のロックダウンや販売代理店の慎重な調達で下期の販売は上期に比べ伸びが鈍化したとみられるものの、乳製品飲料と軽食については、新たな販売チャネルの貢献で2021−22年にかけて力強い伸びが続くと予想した。このほか、新製品の粗利益率が比較的高いことなどを理由に、2022−23年の全体の営業利益率は24−25%を維持するとみている。
中国旺旺の株価は日本時間午後3時29分現在、前日比0.51%高の5.91HKドルで推移している。