マッコーリーは最新リポートで、2021年4−6月期のカジノ収入について、予想を19年同期比で61%減に下方修正した。メーデー連休の効果もあり5月の1日当たり平均カジノ収入は3億3700万パタカとなったが、6月は2億2500万パタカに減少し、2月以降でもっとも低い水準になったことに言及。広東省での新型コロナウイルスの感染再発や渡航規制の強化を受け、短期的には需要に下押し圧力がかかると指摘。ただ、21年下期の予想は据え置くとした。『AAストックス』が9日伝えた。
また、21年と22年のカジノ収入はそれぞれ19年で48%減、9%減と予想。個別では、長期的にサンズ・チャイナ(
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