9日の香港市場でハンセン指数は小幅に続落して始まった。インフレ懸念が根強いなか、米5月消費者物価指数(CPI)の発表を日本時間10日夜に控え、結果を見極めたい投資家が積極的な売買を見送っているもよう。
指数は日本時間午前10時44分現在、前日比0.10%安の28751.83ポイントで推移している。個別では、ハイテク株の阿里健康(
00241)と美団(
03690)が安い。英金融大手HSBC(
00005)、電気自動車のBYD(
01211)も売られている。半面、不動産関連の碧桂園服務(
06098)、恒隆地産(
00101)、スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)が高い。