2021-06-03 |
香港/投資判断/保険 |
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中国平安保険の目標株価を引き下げ、強気判断継続=野村
野村インターナショナルは最新リポートで、中国平安保険(
02318)の投資判断を「買い」に据え置く一方、目標株価を113.88HKドルから111.79HKドルに引き下げた。生命保険事業の回復ペースが予想を下回っているとして、2021年通期の新契約価値(VONB)予想を9%増から5%増に下方修正した。『AAストックス』が3日伝えた。
野村は中国平安保険の幹部が投資家向け説明会で、生保事業の改革が終盤に入ったと言及したことに触れ、方向性は正しいと評価。中国平安保険が投入する「恵民宝」商品が保険に対する民衆の意識を高め、業界の長期的な発展にとってプラスに働くと指摘した。中国平安保険は保険外交員の流出や商品の単一化といった問題に直面しているが、経営陣は改革を通じて解決し、顧客参加度の高いエコシステムを構築できるとの見方を示したという。
中国平安保険の株価は日本時間午後4時47分現在、前日比1.44%安の82.20HKドルで推移している。