野村インターナショナルは最新リポートで、中国のインシュアテック大手、衆安在線財産保険（06060）の投資判断を「アンダーウエート」に維持した一方、目標株価を33.95HKドルから37.99HKドルに引き上げた。『AAストックス』が24日伝えた。

　野村によれば、衆安在線財産保険の2021年保険料収入は30％増加するとし、これまでの予想を維持したが、2022−23年は伸び率がそれぞれ26％、25％に鈍化するとみている。一方、観光業の回復に伴い、旅行保険の需要が高まるほか、前年が低水準だった反動もあり信用保険のパフォーマンスが上向くと予想。また、消費者金融が存在感を増し、ネット生命保険が短期的に成長を後押しするとし、消費者金融とネット生命保険の2021年伸び率をそれぞれ15％から50％に、20％から35％に上方修正した。

　衆安在線財産保険の株価は日本時間午後0時55分現在、前営業日比0.71％安の41.70HKドルで推移している。