週明け17日の香港市場は、前週末の米株高を受けた買いが先行か。14日発表された4月の米小売売上高が予想を下回ったことを受けて米長期金利が低下したことから、ハイテク株が買いを集めそうだ。また、米ドル安を背景に米原油先物相場が前週末に反発しており、関連銘柄の買い材料とされるだろう。
もっとも、先週のハンセン指数は心理的節目の28000ポイント付近でもみ合う展開で、相場の先行きについては不透明感が強い。買い一巡後は伸び悩む展開があり得る。
14日のNY株式相場は、ダウ平均が続伸。ハイテク株主体のナスダック総合も大幅に続伸した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)などが香港終値を上回った。半面、中国ネット通販大手のアリババ集団(
09988)、不動産株の中国海外発展(
00688)が下回って引けた。