シティグループは最新リポートで、中国のスマホ大手、小米集団(
01810)に対する投資判断を「買い」、目標株価を30HKドルにそれぞれ維持した。インドで新型コロナウイルスの感染が猛威を振るっているものの、インドでのスマホ販売が2021年の売り上げと利益に占める割合はそれぞれ10%、5%にとどまるとみられることから、影響は限定的との見方を示し、これを織り込んだ。『信報』が13日伝えた。
一方、「コミュニスト中国軍事企業(CMCC)」リストからの除外で投資家の懸念が後退し、株価も上向くと予想。英FTSEラッセルが再び指数に採用する可能性もあるとした。
市場ではスマホ市場の低迷を過度に懸念しているものの、小米集団はマーケットシェアの拡大などにより4−6月期は力強い伸びが期待できると指摘。また、世界的にチップが不足しているものの、利幅の厚い地域へ優先的に分配することで影響を緩和することが可能で、その他のブランドに比べて影響は少ないとの見方を示した。
小米集団の株価は日本時間午後2時47分現在、前日比1.92%安の25.60HKドルで推移している。