2021-05-13 |
香港/マーケット/証券 |
|
香港前引け:反落、28000ポイントを割り込む 米長期金利上昇などを嫌気
12日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.92%安の27970.78ポイントだった。中国企業指数は1.16%安の10434.23ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で988億HKドル。
ハンセン指数は米株安の流れを引き継ぎ、心理的節目の28000ポイントを割り込んでスタート。米4月消費者物価指数(CPI)の予想上振れを受けた米長期金利の上昇が嫌気し、リスク回避の動きが先行。前日に発表された中国4月の金融統計はマネーサプライM2、融資増加額、社会融資総量がいずれも市場予想を下回る結果となり、中国の金融引き締めに対する警戒感も重荷となった。もっとも、売り一巡後は下げ渋り、中盤以降は28000ポイントを挟んでもみ合った。
個別では、電動工具大手の創科実業(
00669)が約7%安と急落。民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、本土系不動産デベロッパーの華潤置地(
01109)、アリババ集団(
09988)傘下の医薬品通販事業者、阿里健康(
00241)も安い。半面、乳製品メーカーの中国蒙牛乳業(
02319)、製薬会社の石薬集団(
01093)などが逆行高を演じた。