2021-05-12 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり小反落、方向感乏しい展開
12日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に3日ぶり反落。前場終値は前日比0.01%安の3441.42ポイントだった。深セン成分指数は0.26%安の13930.93ポイントと反落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4604億6600万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、前日終値を挟んでもみ合った。中国人民銀行(中央銀行)が2021年1−3月期の金融政策執行報告で、「経済回復とリスク防止の関係を適切に処理する」などに言及したことから、金融引き締めへの警戒感が重しとなった。一方、前日に下げた素材やエネルギー関連株が買い戻され、相場を支えた。
セクター別では、石油、石炭、鉄鋼が上昇したほか、農業、化学肥料、自動車が買われた。半面、軍需、環境、電力がさえない。
上海B株指数は0.06%安の249.97ポイント、深センB株指数は0.46%高の1149.99ポイントだった。