10日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前週末の米株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、買いが先行している。7日に発表された4月の米雇用統計が弱い結果だったことで、超緩和的な金融政策の長期化観測が浮上したほか、米長期金利の低下も支援材料となっているもよう。
指数は日本時間午前10時43分現在、前営業日比0.59%高の28779.77ポイントで推移している。個別では、中国のニット衣料最大手の申洲国際集団(
02313)や石油会社のCNOOC(
00883)が買われている。バイオ医薬品の薬明生物技術(
02269)や中国生物製薬(
01177)も高い。半面、ハイテク株の美団(
03690)や通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)が安い。