2021-05-10 |
香港/企業動向/医薬・バイオ |
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上海復星医薬と独ビオンテック、コロナワクチンを中国で合弁生産へ
上海復星医薬(
02196/
600196)は9日、子会社の復星医薬産業と独ビオンテックが、新型コロナウイルス用ワクチンの中国での製造と事業化を手掛ける合弁会社の設立で8日に合意したと発表した。それぞれ最大1億米ドルを出資し、合弁会社の持ち株比率はともに50%とする。合意に基づき、復星医薬産業は現金や有形・無形資産(工場や生産設備など)の形で最大1億米ドルを出資。ビオンテックは生産技術や技術特許ライセンスなどの無形資産で出資する。
復星医薬産業は新型コロナウイルス用ワクチンを年間10億回分製造できる生産施設を、出資の一部として提供する。また、同社は出資とは別に、合弁会社の当初の運転資金として最大1億5000万ユーロを貸し付けるほか、銀行融資の獲得を支援する。合弁会社の運営期間は設立から15年間の予定で、登記地は上海とする。