2021-05-07 |
中国/政策/農林・水産 |
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食糧生産の安定化へ、種苗企業や農機開発を支援=中国国務院
中国の国務院(内閣に相当)は6日の常務会議で、食糧生産を一段と安定させる措置を打ち出した。米と小麦の最低購入価格と、トウモロコシと大豆の生産者への補助金などの政策を改善し、3大食糧作物の費用保険と所得保険の試行範囲を拡大することで農民が食糧生産で収益を得られるようにする。また、買い取り・備蓄制度と市場調節を活用して供給と価格の安定を図る。質の高い耕地の開墾を進め、農地以外への転用を厳しく取り締まる。
常務会議は、米と小麦の品質や大豆の油脂含量を高め、高品質の野菜を栽培し、重要な農産物の収量と市場への適応性を高め、乳牛の乳量と肉牛の品質を改善すると決めた。また事業ベースで品種改良する体系の確立、大型種苗企業の育成、実用的で効果の高い農機の開発と普及の支援を掲げた。