7日の香港市場は前日の米株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、買いが先行か。NY市場でダウ平均が4日続伸し、連日で史上最高値を更新。ハイテク株主体のナスダック総合は反発した。新規失業保険申請件数が予想以上に減少し、翌日発表の4月雇用統計の上振れ期待が高まった。一方で米10年債利回りが前日に続いて1.60%を下回り、長期金利は落ち着いている。新型コロナウイルス用ワクチンの接種が進むなか、世界的な景気回復への期待を背景に運用リスクを取りやすくなるだろう。
6日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。アジア保険会社のAIAグループ(
01299)、中国政府系不動産デベロッパーの中国海外発展(
00688)が香港終値を上回った半面、大手商業銀行の中国建設銀行(
00939)、中国ネット通販大手アリババ集団(
09988)は下回って終えた。
なお、きょうは中国の4月の貿易統計と財新サービス業購買担当者景気指数 (PMI)が発表される。