6日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.17%高の28466.89ポイントだった。中国企業指数は0.18%安の10702.58ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で929億9000万HKドル。
ハンセン指数は、序盤は高く推移したもの、その後は前日終値付近でもみ合った。前日のNY市場でダウ平均が史上最高値を更新したことが好感されたが、労働節(メーデー)連休明けの中国本土市場が下げたことが嫌気された。イエレン米財務長官の発言を受けて利上げへの警戒感がくすぶる中、7日には米国の雇用統計や中国の貿易統計など主要経済指標の発表が控えており、結果を見極めようと様子見ムードも広がったもよう。
個別では、2021年1−3月期決算を発表したバドワイザーAPAC(
01876)が5%超上昇したほか、欧州でスマートフォンのシェアが米アップルを抜き2位に浮上したと伝わった小米集団(
01810)も高い。半面、バイデン米政権がワクチン特許権の放棄を支持する方針を示したことが嫌気され、上海復星医薬(
02196)や康希諾生物(
06185)など関連銘柄が大きく下げた。