6日の香港市場は上値の重い展開か。労働節(メーデー)連休で休止していた中国本土市場との相互取引がきょうから再開されることはプラス材料となりそうだが、イエレン米財務長官の発言を受けて利上げへの警戒感がくすぶる上、7日には米国の雇用統計や中国の貿易統計など主要経済指標の発表が控えており、結果を見極めようと様子見ムードが広がれば、相場の重しとなりそうだ。
5日のNY市場は、良好な決算発表や景気回復期待を背景にダウ平均は3日続伸し、4月16日以来、約3週ぶりに取引時間中と終値での史上最高値を更新した。ただ、ハイテク株主体のナスダック総合は4日続落している。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、時価総額の大きいHSBC(
00005)やAIAグループ(
01299)が香港終値を上回って引けており、香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を100ポイント近く上回って寄り付くことになる。