HSBCグローバル・リサーチは最新リポートで、中聯重科(
01157)の目標株価をこれまでの14.9HKドルから15.2HKドルに引き上げた。投資判断は「買い」を維持。4−6月期は生産がフル稼働になり、向こう数四半期にわたり売上高が拡大するとみて、2021−23年の利益予想をそれぞれ9%、6%、9%上方修正した。『AAストックス』が3日伝えた。
向こう数四半期の粗利益率は安定すると予想。鋼材価格の上昇で利益率に下押し圧力がかかる可能性があるものの、値上がりのペースがすでに落ち着いていると指摘した。また、同社は3月と4月にコンクリート関連機械の平均販売価格を引き上げたほか、6月に一部クレーンの追加値上げを実施する可能性を指摘し、販売価格の上昇が原料高の影響をカバーできるとの見方を示した。21年通期の粗利益率は1−3月期の27.2%から27.5%に上昇すると見込んでいる。
中聯重科の株価は日本時間午後4時7分現在、前営業日比1.30%安の10.62HKドルで推移している。