中銀香港(
02388)が29日大引け後に発表した2021年1−3月の減損損失計上前の業務純益は96億5600万HKドルとなり、前年同期比で13.9%減少した。減損損失計上前の純経常収益は9.8%減の134億2200万HKドルだった。
外貨スワップ契約の資金収入とコストを含めた純金利収入は81億9900万HKドルと、前年同期比22.0%減った。市場金利の低下に伴い預貸金利差が縮小し、債券投資とインターバンク・プレースメント(銀行間資金供与)の平均利回りが低下したことが響いた。純金利マージンは1.11%に縮小した。一方、手数料収入は前年同期比30.3%増の37億4200万HKドルに上った。1−3月期に投資家心理が改善し、証券仲介やファンド販売、保険などの売り上げが伸びた。
中銀香港の株価は日本時間午後0時47分現在、前日比0.54%安の27.50HKドルで推移している。