中国の国家電影局は28日、違法に映画をダイジェスト編集したショート動画を「XX分間で見る映画」としてネットで公開する著作権侵害問題が目立つとして、取り締まりを強化すると発表した。ショート動画プラットフォーム、ミニブログなどの個人メディア(自媒体)、パブリックアカウントの発行・運営者が不正に他者の映像作品を複製・編集する権利侵害行為を断固として是正し、映画の著作権所有者の権益を積極的に保護するとした。
長編動画の配信事業者や映画制作会社など約70社は9日、コンテンツがショート動画共有アプリにより無断で利用されていると主張し、ショート動画プラットフォーム運営者に対し「必要な法的手段」をとると警告する共同声明を発表していた。声明にはテンセント(
00700)傘下の「騰訊視頻(テンセント・ビデオ)」や百度(
09888)傘下の愛奇芸(iQIYI)、アリババ集団(
09988)傘下の優酷(Youku)などが参加。一方、香港証券取引所にはショート動画アプリを手掛けるビリビリ(
09626)や快手科技(
01024)が上場している。