中国政府系の不動産デベロッパー、中国海外発展(
00688)は28日前引け後、2021年1−3月期の売上高が前年同期比31.9%増の272億8000万元、営業利益が同10.3%増の61億8000万元だったと発表した。3月末時点の銀行預金残高とキャッシュは900億6000万元、純負債比率は40.1%となっている。
一方、1−3月期の不動産販売額(成約ベース)は49.7%増の894億1000万元だった。販売が大きく伸びた理由について、新型コロナウイルスの影響により前年同期の実績が低水準だったためとしている。1−3月期は中国本土の7都市で8区画の開発用地を取得。建築予定の建物の延床面積は184万平方メートル、取得価格は176億3000万元に上った。
中国海外発展の株価は日本時間午後2時17分現在、前日比0.72%安の19.42HKドルで推移している。