28日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅ながら3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.13%高の28978.49ポイントだった。中国企業指数は0.01%高の10984.95ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で699億7000万HKドルだった。
ハンセン指数はおおむね小高く推移。決算発表を手掛かりとする買いが入って相場を支えた。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表などの重要なイベントを控え、様子見気分が強い。心理的節目の29000ポイントを超える水準では利益確定の売りが出て、相場の重荷だった。序盤には一時、指数がマイナス圏に沈む場面があった。
個別では、英金融大手HSBC(
00005)、中国ネット通販大手のアリババ集団(
09988)が買われて相場の上昇を主導。豚肉大手の万洲国際(
00288)やスポーツ用品の安踏体育用品(
02020)、バイオ医薬品の薬明生物技術(
02269)が高い。半面、中国スマートフォン大手の小米集団(
01810)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が大幅に続落。前日高かった美団(
03690)と阿里健康(
00241)はともに反落した。