中国の国家市場監督管理総局が26日、中国の生活関連サイト運営大手、美団(
03690)が利用事業者に他社との取引をしないよう迫る「二選一(二者択一)」などの不正競争行為を行った疑いで調査すると発表したことを受け、モルガン・スタンレーは最新リポートで、罰金は46億元に上る可能性があるとの見方を示した。『信報』が27日伝えた。
モルスタは美団への調査について、市場ではサプライズと受け取られていないと指摘。美団はこれまでに増資などの計画を発表しており、罰金が科された場合の影響は限定的とした。一方、アリババ集団(
09988)を参考にすると、美団に対する当局の調査は比較的短く、結果が公表されれば、市場での不透明感も解消するとし、投資判断を「オーバーウエート」、目標株価を420HKドルにそれぞれ維持した。
美団の株価は日本時間午後3時3分現在、前日比4.00%高の317.20HKドルで推移している。