中国の生活関連サイト運営大手、美団(
03690)はこのほど、配送にドローン(無人機)を活用した注文件数が4月中旬までに1000件を突破したことを明らかにした。美団ではドライバーの負担軽減などを目的に2016年からフードデリバリーなどの業務で無人配送の研究開発を進めており、2020年に15万回の飛行テストを終えるとともに航空関連の基準も満たし、今年1月から深センで一般顧客向けにサービスを開始していた。『AAストックス』が20日伝えた。
美団によれば、条件が揃えば400秒で半径3キロをカバーすることが可能で、路面を走行するよりも早く届けられるとしている。また、清華大学と共同でデジタル生活聯合研究院などを設立しており、今後も生活サービス業務のデジタル化を進めていく方針を明らかにしている。
美団の株価は日本時間午後4時59分現在、前日比1.45%高の293.40HKドルで推移している。