康希諾生物(
06185)は14日前引け後、同社製の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン「Ad5-nCoV」について、約100万回の接種を行ったが重い血栓症は報告されていないと発表した。Ad5-nCoVのベクター(遺伝子を体内細胞に導入する際の搭載体)はアデノウイルス5型ベクターであり、コロナワクチンで英アストラゼネカが使うChAdOx1や米ジョンソン・エンド・ジョンソンが使うアデノウイルス16型ベクターとは異なると説明した。
アストラゼネカとジョンソン・エンド・ジョンソンのコロナワクチンを巡っては、接種後に深刻な血栓がまれに生じる事例が報告されている。
康希諾生物の株価は日本時間午後2時22分現在、前日比9.65%安の282.60HKドルで推移している。