中国の生活関連サイト運営大手、美団(
03690)は、一部のメディアが香港証券取引所の子会社が運営管理を行う香港中央結算システム(CCASS)のデータから大株主が美団の株式3億株以上(発行済株式数の5.12%)をゴールドマン・サックスに譲渡したと推測していると中国メディア『観察者網』が報道したことに関して、市場関連の憶測は真実ではないと述べた。『AAストックス』が14日伝えた。
CCASSデータの変動に関して、美団は株主が株式を譲渡し、カストディアン銀行を変更するための一般的な操作であり、このような状況は他の株式でも頻繁に発生することであると回答。また、今回と同様に大きな変動があった過去2回(2020年2月10日に4.79%、2019年5月17日に6.31%の変動)において、変動後に株式の取引がなかったことが確認されているという。
CCASSのデータによれば、ゴールドマン・サックスが保有する美団の株式は、先週の1億3200万株から今週に4億3400万株に増加し、持ち株比率は2.24%から7.36%に増加した。創業者の王興氏に加えて、現在5%以上の同社株式を保有する大株主には、テンセント(
00700)とセコイア・キャピタルが含まれている。
美団の株価は日本時間午後0時15分現在、前日比3.99%高の287HKドルで推移している。