週明け12日の香港市場でハンセン指数は朝高後に下げた。前週末の米株式相場で、新型コロナウイルスのワクチンが普及するにつれて経済活動が正常化するとの期待から上昇し、投資家が運用リスクを取りやすくなったことが好感されたが、中国本土の株安を受けて下げに転じた。
指数は日本時間午前10時45分現在、前営業日比0.03%安の28688.78ポイントで推移している。個別では、美団(
03690)やテンセント(
00700)などのハイテク株は下げた。吉利汽車(
00175)も売られている。半面、中国当局から独占禁止法違反で巨額の罰金を科されたアリババ集団(
09988)が不安材料が払拭されたとして大きく買われている。