中国3位の石油会社CNOOC(
00883)は9日前引け後、渤海湾の蓬莱油田Vプラットフォームで5日に火災が起き、6日までに消し止められたと発表した。出火時に同プラットフォーム上にいた102人のうち99人が同日夜までに避難したが、3人が行方不明となった。現在も捜索作業が続いている。
これまでのところ原油の流出や環境汚染は確認されていない。火災事故により原油の年間生産量が最大60万バレル(生産量全体の0.1%)減る見通し。
CNOOC によると、5日夕にVプラットフォームのV29坑井での掘削作業中、シャローガス(地層の浅い領域にたまったガス)が流出した。緊急措置として坑井を閉じる作業を進めた際に出火したという。
CNOOC の株価は日本時間午後2時34分現在、前日比2.05%高の7.98HKドルで推移している。