8日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.83%高の28913.50ポイントだった。中国企業指数は0.18%高の11090.36ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で2037億9000万HKドル。
ハンセン指数は続落スタート後、ほどなくプラス圏に浮上すると、徐々に上げ幅を拡大した。FOMC議事要旨で緩和的金融政策の長期化が示されたことを受け、前日のNY市場がおおむね堅調に推移したことが好感された。ただ、中国本土の金融引き締めに対する警戒感が相場の重しとなった。
個別では、AIAグループ(
01299)が5%超上昇し、相場の上げを主導。創科実業(
00669)や瑞声科技(
02018)の上昇も目立った。半面、華潤置地(
01109)や龍湖集団(
00960)など本土不動産株が安い。大株主による保有株売却が伝わったテンセント(
00700)は0.87%安だった。