中国スマートフォン大手、小米集団(
01810)の創業者兼最高経営責任者(CEO)である雷軍氏は6日、純電気自動車(EV)を早ければ3年後の2024年に市場投入する意向を示した。8日付『網易汽車』などが伝えた。
同社は3月30日、EV事業への参入を取締役会で承認したと発表していた。雷氏によると、社内では以前からEV参入を推進する声が高まっており、小米集団は無線車載充電などEV関連技術を少しずつ蓄積してきた。ただプロジェクトは始動したばかりで、消費者の手に完成車を届けるには少なくとも3年を要するという。
価格は10万−30万元を想定し、20万元前後になるのが有力。初期投入の研究開発資金は100万米ドル規模で、第1弾はセダンかスポーツ多目的車(SUV)を投入し、若者向けスポーツカーの可能性もあるが、小米家電を搭載したキャンピングカーの開発計画は無いとした。
車両には、高速道路など一定条件下での自動運転モード「レベル3」技術や、シリコンのナノ粒子を電極に使うことで、バッテリー容量を大幅に増やせる「リチウムシリコンバッテリー」を搭載する予定。
小米集団の前場終値は、前日比変わらずの26.30HKドル。