フィンランドの通信機器大手ノキアと中国パソコン大手レノボグループ(
00992)は7日、両社間の特許紛争が和解で決着したと発表した。各国で進行中の訴訟を全て終了する。特許の使用を相互に認め合うクロスライセンスの合意内容は非公開のままだが、レノボグループがノキアに差額を支払うとノキアが明らかにした。ノキアの広報担当者は金額などの詳細を明らかにしていない。ロイター通信が同日伝えた。
ノキアは2019年、同社の動画圧縮技術の特許をレノボグループが侵害したとして、米国とブラジル、インドで提訴した。ドイツでも6件の訴訟を起こした。一方、レノボグループは米カリフォルニア州でノキアを相手取って提訴した。
ノキアの株価は日本時間午後4時0分現在、前日比3.70%安の10.40HKドルで推移している。