中国国際金融(CICC)は最新リポートで、2021年4−6月期もコンテナ運賃が高止まりすることで中遠海運控股(
01919)が1−3月期を上回る業績を上げるとの予測を示し、目標株価を13.03HKドルから16.75HKドルへ28.5%引き上げた。同社A株(
601919)の目標株価は23.06元と33%引き上げた。投資判断はH株、A株とも「アウトパフォーム」。また、今年と来年の予想利益をそれぞれ71%、28%上方修正し、21年が405億元、22年は202億元とした。香港経済紙『信報』が7日伝えた。
中遠海運控股は6日、2021年1−3月期決算で純利益が154億5000万元と、20年1−3月期の53倍に達する見通しを発表した。中国国際金融は、業績見通しが予想を上回った理由は運賃上昇に伴って予想を超える増収となったことで、同社の利益の弾力性が鮮明になったとした。