太陽電池原材料の世界最大手、保利協キン能源(
03800)は1日朝方、2020年12月本決算を期限の3月31日までに発表できないことを明らかにした。監査手続きに時間がかかっていることが原因で、4月7日前後に発表できる見通し。
保利協キン能源は3月15日、2020年12月本決算で純損益が58億元以上の赤字(前年は1億1000万元の黒字)になる見通しを発表。前年に子会社・新疆協キン新能源材料科技の権益31.5%を売却し44億元の一過性利益を得たが、20年は同子会社が利益を計上しなかったこと、減損引当金の計上で、赤字の一部は対米ドル為替差益の計上で相殺されたことなどを明らかにしていた。決算は当初29日の発表を予定していたが、その後31日に延期されていた。
なお、4月1日現地時間午前9時から決算発表まで取引は停止となる。2日から6日までは週末・祝日で取引がないため、取引再開は7日となる見通し。
保利協キン能源の3月31日終値は前日比2.46%安の1.98HKドル。