2021-03-31 |
香港/企業動向/自動車・二輪 |
|
小米集団の雷会長、EV事業の当初赤字は「耐えられる」
中国スマートフォン大手の小米集団(
01810)は30日、新規参入を決めた電気自動車(EV)製造事業について、当初は巨額の投資が重荷となるものの、財務上は負担可能との見通しを明らかにした。前日に続いて開いた新製品発表会で、雷会長は自動車産業のリスクは承知しており、投資が実るまで3−5年かかるとした上で、「小米は世界第3位のスマホメーカーであり、世界でも屈指のスマート・エコシステムを持っている。実際、我が社は赤字に耐えられる」と語った。香港経済紙『信報』が同日伝えた。
小米集団は30日大引け後、EV事業を手掛ける子会社を全額出資で設立すると発表した。初期投資は100億元で、向こう10年間の総投資額が100億米ドルに上る見通し。雷会長によると、20年末時点で同社は1080億元の現金を保有。開発陣は1万人以上で、今年さらに5000人増やす。
小米集団の株価は日本時間午前11時41分現在、前日比1.76%高の26.05HKドルで推移している。