31日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。寄り付き前に発表された3月の中国製造業購買担当者景気指数（PMI）が市場予想を上回り、中国景気の拡大見通しから買いが入ったもよう。製造業PMIは51.9と、前月比1.3ポイント上昇し、20年12月（51.9）以来の高水準だった。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.57％高の28,741.811ポイントで推移している。個別では、電気自動車事業への参入を前日発表した小米集団（01810）が大幅高。ハイテク株の美団（03690）とテンセント（00700）も買われている。一方、前日大引け後に2020年12月本決算を発表した万洲国際（00288）が大幅に下落。不動産株の華潤置地（01109）、九龍倉置業地産（01997）も安い。