野村インターナショナルは最新リポートで、バイオ医薬品の開発受託会社、薬明生物技術(
02269)の目標株価を116.8HKドルに設定した。20年9月のカバレッジ開始時に付与した213.1HKドルを大幅に下回るが、薬明生物技術が同11月に1株を3株に分割したことを踏まえた修正。投資判断は「買い」に据え置いた。新型コロナウイルス関連プロジェクトの貢献などを考慮し、2021−22年売り上げ予想をそれぞれ16%、12%引き上げた。『AAストックス』が29日伝えた。
薬明生物技術の20年売上高は41%増となり、市場予想をやや上回ったと指摘した。純利益率が4.8ポイント高の30%に改善したほか、サービス受注残が393%増えたことに言及。新型コロナ関連の売上高は21年が6億米ドル、22年が4億米ドルと上り、業績を押し上げると予想した。
薬明生物技術の株価は日本時間午後3時26分現在、前営業日比1.73%安の96.30HKドルで推移している。