2021-03-29 |
中国/マーケット/証券 |
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本土寄り付き:もみ合い、ワクチン接種期待と金融緩和の後退懸念が交錯
週明け29日の中国本土株式市場で上海総合指数は、前週末終値を挟んだもみ合いで始まった。ワクチンの接種が広がるにつれて新型コロナウイルスによる経済活動の停滞懸念が和らぎ、相場の先高観につながったもよう。心理的節目の3400ポイントが下値支持線として意識されている。半面、市場のインフレ期待が高まれば各国の中央銀行が緩和に大きく傾いていた金融政策を巻き戻すとの観測が浮上し、相場の重荷となっている。
指数は日本時間午前10時55分現在、前営業日比0.43%高の3432.96ポイントで推移。セクター別では、石炭や公共事業、電力が上げる半面、繊維・アパレルや不動産、金融が下げている。