瑞声科技(
02018)の郭丹・最高財務責任者(CFO)は25日、粗利益率を40%超とする目標を維持すると表明した。同日発表した2020年12月本決算は、新型コロナウイルスの影響で粗利益率が24.7%と前年比3.9ポイント低下したものの、10−12月期には2019年並みの水準に回復したと指摘した。香港経済紙『信報』が25日伝えた。
同社はウエハーレベルガラス(WLG)と樹脂のハイブリッドレンズの出荷を今年1−3月期に開始した。IR責任者の黄美娟氏は、昨年完成した重慶工場に続き、今年中にチェコの工場が完成して操業を始め、生産規模と歩留まりが大幅に向上する見通しを示した。WLGハイブリッドレンズへの顧客の認知は高まっており、応用範囲が広がっていくとした。
瑞声科技の25日終値は前日比1.12%安の39.65HKドル。