26日の香港市場は買いが先行か。ハンセン指数は前日まで5営業日続落して1月8日以来2カ月半ぶりの安値圏にあるだけに、買い戻しが入りやすい。米株式相場が25日に反発したことも支援材料。同日発表の米新規失業保険申請件数が予想より強い結果となり、米国の景気回復が早まるとの期待が高まった。香港市場でも景気敏感株が物色されるだろう。
もっとも、買い一巡後は伸び悩む展開がありそうだ。四半期末を控えて持ち高を整理する売りが出れば、相場の重荷となるだろう。心理的節目の28000ポイントを超える水準では上値が重い可能性がある。
25日の米株式相場は、ダウ平均など主要3指数がそろって3日ぶりに反発した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)が香港終値を上回った半面、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)、アリババ集団(09988は下回って引けた。