大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、テンセント(
00700)の目標株価をこれまでの850HKドルから870HKドルに引き上げた。投資先企業の上場が増えていることなどを織り込んだ。投資判断は「買い」を維持。2020年10−12月期業績は予想通りだったとし、海外でのオンラインゲーム事業の貢献や短編動画事業の収益化を評価した。『AAストックス』が25日伝えた。
テンセントの20年10−12月のPC・モバイルゲームの増収率が大和予想を小幅に下回ったものの、海外での収入がオンラインゲーム全体に占める割合が25%を超え、ポジティブサプライズになったと指摘。また、テンセントは金融事業で慎重なリスク管理を実施してきたため、当局の引き締めによる影響は比較的少ないとした。
テンセントの株価は日本時間午後4時43分現在、前日比2.65%安の607HKドルで推移している。