JPモルガンは最新リポートで、テンセント(
00700)の目標株価をこれまでの850HKドルから800HKドルに引き下げた。2021年と22年予想PER47倍、40倍に相当する水準。ファンダメンタルズを評価し、投資判断は「アウトパフォーム」に据え置いた。『AAストックス』が25日伝えた。
足元でバリュエーションは合理的な水準にあるとの見方を示した。現在の株価で2022年予想PERは27倍となり、ヒストリカルレンジが25−35倍だったことから、長期投資家に対して調整の終了時期をみて買うことを勧めた。
市場の投資テーマはグロース株から景気循環株にシフトしているが、テンセントの直近1カ月の株価は依然としてMSCI中国指数を1ポイント上回っていると指摘。テクノロジー・ネット株のバリュエーションが低下する中、セクターの中でテンセントは依然としてディフェンシブが高く、株価が同業を小幅にアウトパフォームすると予想した。
テンセントの株価は日本時間午後3時57分現在、前日比2.33%安の609HKドルで推移している。