野村インターナショナルは最新リポートで、中国の民営自動車メーカー、吉利汽車(
00175)の投資判断を「買い」に維持する一方、目標株価を33.6HKドルから27.8HKドルに引き下げた。2020年12月本決算に関して、純利益は前年比32%減の55億3400万元で、野村や市場の予想を23%下回り、粗利益率も下回ったと指摘。特に下半期の純利益が前年同期比23%減となり、野村が当初に予想していた事業の回復を大きく下回ったとした。また、粗利益率や売上高、管理費が予想を下回ったことを反映し、2021−22年の予想EPSを24%下方修正した。ただ、今年度のEPSは2019年の水準まで回復するとした。『AAストックス』が24日伝えた。
吉利汽車の株価は日本時間午後3時9分現在、前日比12.46%安の19.74HKドルで推移している。