2021-03-22 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、米中関係への懸念が後退 3440ポイント付近で上値重い
週明け22日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前営業日比0.90%高の3435.41ポイントだった。深セン成分指数は0.71%高の13702.56ポイントと反発した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4936億2200万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、プラス圏で推移した。前週末に行われた米中外交トップの初めての対面会談は冒頭が非難の応酬となったものの、その後は予定通りに協議を終えたことから、米中関係のさらなる悪化に対する懸念が和らぎ、買い戻しが優勢。中国人民銀行(中央銀行)の易綱行長が20日のイベントで、「流動性を提供する余地がある」などと述べ、実体経済を支えるため追加の金融緩和を打ち出す用意があると表明したことも好感された。もっとも、3440ポイントに近づく水準では上値が重く、一段と買い上がる勢いは限られた。
セクター別では、電力、航空・空港運営、証券が全面高となるなど、ほぼ全セクターで買いが優勢だった。
上海B株指数は0.23%高の242.93ポイント、深センB株指数は0.61%高の1116.14ポイントだった