2021-03-17 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】上値重いか、FOMC結果発表や米中外交トップ会談控え
17日の香港市場は上値の重い展開か。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表に加え、18日には米国のブリンケン国務長官とサリバン大統領補佐官が中国外交担当トップの楊潔チ共産党政治局員、王毅国務委員兼外相と米アラスカ州のアンカレジで対面協議を行う予定で、内容を見極めようと様子見ムードが広がりそうだ。また、景気の回復見通しなどを背景に相場の先高観は根強いものの、相互取引制度を通じた中国本土市場からの資金「北水」の流入は細っており、勢いに欠ける展開が予想される。
16日のNY株式相場は高安まちまち。翌日にFOMCの結果公表を控え、様子見姿勢が強まった。金利上昇を嫌気して足もとで軟調が続いた主力ハイテク・グロース株の一角が堅調だった一方、景気敏感株は総じて利益確定売りに押された。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、テンセント(
00700)や中国平安保険(
02318)が香港終値を上回って引けた一方、HSBC(
00005)やAIAグループ(
01299)が下回って引けた。