中国の携帯通信最大手、チャイナ・モバイル(
00941)がA株の上場を検討しているもようだ。消息筋によると、ニューヨーク証券取引所(NYSE)が同社ADRの上場を廃止した後に中国本土で上場する計画。5Gネットワークを構築する資金の調達が目的という。検討作業は初期段階にあり、上場時期や公開規模は決めていない。同社広報はコメントを控えている。中国のテック・スタートアップ専門メディア『36kr』が16日、外電を引用する形で伝えた。
NYSEは今年1月、トランプ前米政権による投資禁止措置に従い、チャイナ・モバイルなど中国通信キャリア3社のADRの上場廃止手続き入りを決定した。3社は決定の撤回を求めている。
チャイナ・モバイルの株価は日本時間午前11時34分現在、前日比1.63%高の52.90HKドルで推移している。