2021-03-12 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】続伸か 米経済対策が成立、景気回復に期待
12日の香港市場は前日の米株高の流れを引き継ぎ、続伸して始まるか。米政府の追加経済対策がバイデン米大統領の署名により11日に成立し、香港でも投資家が運用リスクを取りやすくなりそうだ。米長期金利が落ち着いた動きとなったことで、金利上昇が重荷となっていたグロース(成長)株に買いが入ると予想する。決算発表や業績見通しを手掛かりとする個別銘柄の物色も引き続き活発となるだろう。
中国本土株式市場で11日、上海総合指数が6営業日ぶりに大幅反発したことも支援材料。相互取引制度を通じた本土投資家による香港株売買(南向き取引)は同日、4営業日ぶりに買い越しに転じた。
11日のNY株式相場は、ダウ平均が5日続伸し、ハイテク株主体のナスダック総合も大幅に反発した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)とアリババ集団(
09988)、保険株のAIAグループ(
01299)と中国平安保険(
02318)が香港終値を上回った。一方、英金融大手HSBC(
00005)が下回って引けた。