2日の香港市場は堅調か。前日のNY株式相場は全面高。米疾病対策センター(CDC)が1回の接種で有効とされるジョンソン・エンド・ジョンソンのコロナワクチンを承認したことで、ワクチン普及による経済活動の早期正常化期待が一段と高まった。先週の懸念材料となった長期金利の上昇が一服したことも安心感につながった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、テンセント(
00700)や香港証券取引所(
00388)、AIAグループ(
01299)などが香港終値を上回って引けている。
一方、中国では4日に全国政治協商会議が開幕し、翌5日には国会に当たる全国人民代表大会(全人代)が開幕する予定で、政策支援などが期待される銘柄に買いが広がりそうだ。また、2020年12月本決算の発表シーズンに入っており、個別物色の動きも強まりそうだ。