2021-03-01 |
香港/政策/その他 |
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香港財政長官、財政赤字にレッドライン設けず
香港政府の陳茂波・財政司司長(財務長官)はラジオ番組に出演し、新型コロナウイルス関連の政府支出のために香港の財政準備金は23カ月分からわずか13カ月分に減少したが、財政赤字にレッドラインを引いたり、政府準備金に厳しい目標を設定したりすることはないと述べた。また、印紙税の引き上げに関して、世界の投資家は中国概念股(中国の企業が海外で直接あるいは間接に発行している株式)の投資比率を高めており、香港には競争上の優位性があるため、一般投資家にはほとんど影響を与えないとした。『AAストックス』が1日に伝えた。
住宅政策に関して、住宅供給は常に不足しており、政府が公営住宅の割合を増やすことで民間住宅の新設住宅着工戸数が減少し、民間住宅の供給に影響を与えると指摘し、短中期の住宅供給では住宅需要を満たせないとした。
車両免許料と初回登記税の増税に関しては、それぞれ30年、10年にわたって増税されていなかったとし、今回の増税によりガソリンなどを使用する化石燃料車の台数を減らし、香港の排出削減目標を達成できると指摘した。