19日の香港市場で、中国家電量販店チェーン大手の国美零售(
00493)が3日ぶりに大幅反発。株価は日本時間午後0時6分現在、前日比19.88%高の1.99HKドルで推移している。17日に正式釈放された創業者の黄光裕氏が、同社の営業を1年半以内に立て直す方針を明らかにしたことで、買いを集めたもよう。
黄氏の持ち株会社である国美控股集団は18日、幹部会合での同氏の講話を公式ミニブログで公表した。このなかで同氏は、「向こう18カ月の期間に、国美が以前のような市場地位を取り戻せるよう力を尽くす」と表明。「家、生活」戦略を推し進め、オンラインとオフラインのサプライチェーンなどの共同プラットフォームを全面的に高度化させる考えを示した。あらゆる分野の商品の小売りを中核とする事業の多様化を全速で進め、事業を高成長軌道に乗せるとした。