オンラインゲーム大手、ネットイース(
09999)の2020年10−12月期決算について、証券会社10社による非GAAPベースの純利益予想は148億100万−165億2000万元で、前年同期の156億300万元に比べ5.5%減−5.5%増の水準。中央値は3.9%減の150億5400万元。一過性損益や為替差損の影響、米NY上場の傘下子会社、有道(Youdao,Inc.)の販売促進費の増加に伴う営業利益率の低下で純利益は減少するとみる向きが多い半面、中核のゲーム部門の売上高は2桁増を維持するとみられる。『AAストックス』が17日伝えた。
一方、20年通期純利益は、証券会社8社の予想は前年比34.9%−43.7%減の119億4900万−138億3500万元で、中央値は41.1%減の125億200万元。人民元高・米ドル安や越境ECサイト「網易考拉」の売却対価として19年9月に取得したアリババ集団(
09988)の株式の株価下落などが減益の要因になると指摘されている。業績のほかに、21年1−3月に予定する新ゲームの投入計画や、粗利益率の見通し、ネット音楽配信「網易雲音楽」など新事業の進展が焦点になる。
証券14社の最新レーティングは次の通り。
※証券会社、投資判断、目標株価(HKドル)
■大和証券キャピタルマーケッツ、買い、235HKドル
■クレディ・スイス、アウトパフォーム、224.75HKドル
■HSBCグローバルリサーチ、買い、218HKドル
■工銀国際、アウトパフォーム、209.25HKドル
■東方証券、買い、218HKドル
■野村インターナショナル、買い、216HKドル
■安信証券、買い、203HKドル
■建銀国際、アウトパフォーム、201.6HKドル
■UBS、買い、195HKドル
■国泰君安証券、買い、195HKドル
■広発証券、買い、181.29HKドル
■第一上海、買い、181.27HKドル
■ジェフリーズ、買い、179HKドル
■中信建投、オーバーウエート、146HKドル