17日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は7営業日続伸。前場終値は前日比0.65%高の30946.10ポイントだった。中国企業指数は1.12%高の12171.05ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1065億4000万HKドル。
ハンセン指数は反落して始まった。前日終値は2018年6月12日以来、約2年8カ月ぶりの高値だっただけに、序盤は利益確定売りに押された。ただ、新型コロナウイルスのワクチン接種の拡大や主要国の金融緩和の継続を背景に経済活動への正常化期待は根強い。指数は上げに転じ、前場の高値圏で引けた。
個別では、大型金融株の中国平安保険(
02318)とHSBC(
00005)、取引所運営の香港証券取引所(
00388)が大きく買われ、相場の上昇をけん引。カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)、石油株のCNOOC(
00883)が大幅に続伸した。半面、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)や香港不動産株の九龍倉置業地産(
01997)、乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)が反落した。医薬品株の薬明生物技術(
02269)は続落している。