第一太平(
00142)は17日朝方、傘下のメトロ・パシフィック・トールウェイズ・コーポレーション(MPTC)がタイの道路管理会社ドンムアン・トールウェー・パブリック・カンパニー(DMT)の出資持ち分を手放すと発表した。DMT株29.45%を保有するAIF Toll Roads Holding (Thailand) Co., Ltd.の全権益をDMT経営者らに売却することで合意した。売却手続きは19日に完了する予定。売却額は1億4925万米ドルで、第一太平は2021年12月期に約900万米ドルの売却益を計上する見込み。
MPTCはフィリピン上場企業、メトロ・パシフィック・インベストメンツ・コーポレーション(MPIC)の子会社(持株比率99.9%)。第一太平はMPIC株の43.1%を保有している。
DMTはタイの首都バンコクで有料道路(総延長2万1900メートル)を運営する。運営権は2034年まで有効。2020年12月期の税引き後利益は7億9140万バーツ(約2億6400万米ドル)、2020年末時点の76億780万バーツ(2億5360万米ドル)。
第一太平の株価は日本時間午前11時54分現在、前日比1.21%安の2.45HKドルで推移している。